Windows 7搭載の秋冬モデルPCを比較する

orpheus2009-10-14

Windows 7の発売を控え、各社とも新しいPCを発表。情報が揃っていないので順次更新(予定)。
東芝 Dynabook/Qosmio東芝が主力モデルでBlu-rayをいよいよ搭載。スタミナモバイルPCならSU9400搭載のMX/43KWH(250GB, DDR3 2GB, 1366x768, バッテリー駆動時間約9.5〜10.5時間)、デスクトップの置換なら売れ筋のTX、ハイビジョン映像の高速エンコードが必要ならQosmio G60がオススメ。音の良さと映像処理では東芝が一歩先を進む。

富士通 FMV富士通はデスクトップを減らしてノートブックに注力。SU9400搭載のスタミナモバイルC/E70(320GB, DDR2 2GB, 1366x768, バッテリー駆動時間約9.2時間)、女性向けのカジュアルノーS/E50(ドライブ付き, バッテリー駆動時間約3.9時間)、64bit版Windows 7にも対応した売れ筋のNF/E75、地デジ対応でサブ画面の反応を高速化したNW/E90Dワコム製のタブレットを搭載したMT/E50(バッテリー駆動時間約4.5時間)、タッチパネル搭載で初心者にやさしいらくらくパソコン NF/ERなど。BIBLOシリーズはテンキー搭載の機種が人気。3Dオンラインゲーム等のユーザー層は捨てて、ファミリー層で一番売れる15〜20万円台の価格帯に製品を集中させている模様。DESKPOWERシリーズは液晶一体型となり、全機種がWindowsタッチに対応。お年寄りにも使いやすくなった。

NEC LaVie → 秋冬モデルはまだ未発表

Panasonic Let's Note → CPUが超低電圧版SU9400(1.4GHz)から通常電圧版P8700(2.53GHz)に変更され、性能が大幅に向上(S8/N8、バッテリー駆動時間約16時間)。性能の比較動画を見てしまうとやはりP8700か? 全モデルにWindows 7 Professionalを搭載。Windows XP Professional SP3のダウングレードDVDも付属している。

SONY VAIO → 薄さ(上記画像)で話題になっているVAIO X(89,800円〜)。Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア(プロセッサ)はAtom Z 540(1.86GHz)が「2.7」、Atom Z 550(2.0GHz)が「2.8」。動画編集などの処理は無理だが、バッテリー持続時間(標準で約8.5時間〜)と携帯性の良さ(標準バッテリー搭載時で約765g)で人気が出そう。

座談会 Windows 7にNetbook、PCの今後はどうなる!?

田中 Netbookを実際使ってみると、やっぱり画面の広さは1366×768ドットは欲しいなと感じるんですよね。最近では、日本ヒューレット・パッカードHP Mini 2140や5101、ソニーVAIO Wなどがそれに該当していて、持ってもいいなぁという製品が出てきた。

元麻布 僕は8型ワイドで1600×768ドット表示に対応したVAIO type Pより、10.1型ワイドで1366×768ドット表示のVAIO Wを選ぶ。type P選ぶ人の気持ちも分かるけれど、僕はこっちを選ぶな。

長濱 type Pは閉じてる時はすごく欲しいPCなんです。閉じていてカバンに入れてる時はとてもいいPCなんですけど、開いた途端につらいPCになっちゃうんですよ。乗り物で打ってる時もどんどん気持ち悪くなってきちゃって。

田中 年齢を選ぶというか、解像度を低くして表示を大きくしないと気軽に使えないんですよね。

長濱 文字を大きくしてもタスクバーの細さとか変わらないんですよ。結局、文字が小さすぎるうえにポインターを指定するときに気持ち悪くなってきちゃって。ところがVAIO Wだとそれがなかった。

元麻布 普通にできるんですよ。

長濱 数字だけ突き詰めた製品は人を選ぶなぁ、というのが分かりましたね。

田中 ソニーVAIO Wを出したのは、やっぱりNetbookという市場の中にソニー製品がなかった。VAIOシリーズがなかったわけです。それが1番大きかったと思うんですよね。

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