アップル、「ハッカー」呼ばわり――リアルのiPod互換ソフトを非難

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0407/30/news028.html

 RealNetworksは、今年1月から同社のデジタル音楽サービスで楽曲の販売を行なってきている。だが、同社のフォーマットの音楽ファイルを再生できるのは、これまでごく少数の携帯型プレイヤーに限られていた。AppleはこれまでiPodとの互換性を求める企業へのライセンス供与を拒否しており、RealNetworksもiPod対応ソフトをリリースするに当たって、Appleの許可を得ようとはしなかった。
 Harmonyは楽曲をiPod対応の形式に自動変換する。Appleは同社のコピー防止ソフト「FairPlay」のライセンスをどこにも供与していないため、RealNetworksは自社のエンジニアにFairPlayを再現した独自のコピー防止技術を開発させ、同社のファイル形式の音楽をiPodで再生できるようにした。RealNetworksでは、この行為が法律的には「リバース・エンジニアリング」には当たらないと主張しているが、法律の専門家らはAppleにはこの問題でRealを激しく追及できるだけの根拠があるかもしれないと述べている。 
 しかし、Appleは2000年にiMacコンピュータの模倣品を販売した複数のハードウェアメーカーと和解し、商標の保護に成功した経験があるものの、DMCAに基づく裁判でAppleがどれだけ大きな勝利を収められるかは不明だ、とある業界観測筋は指摘している。 

訴訟になればAppleは勝つだろうが、携帯機器を特定の音楽フォーマットと結びつける独占的なやり方は相当非難されるだろうから、Appleの戦略変更はあるかもね。