人生のメリーゴーランド

あまり映画音楽を意識して聴かない人にはどうでもいい話ですが、「ハウル」の音楽を初めて聴いたとき、お気に入りの「魔女の宅急便」の楽曲の二番煎じにしか思えなくて抵抗がありました。特にメインテーマの「人生のメリーゴーランド」は全編でアレンジされて何度も使われているので、このテーマ曲を好きになるかどうかで感情移入の度合いも変わってきます。で、2度目にして、ようやくこのテーマを受け入れることが……。改めてサントラで聴いてみると「千尋」のピアノや「もののけ姫」のストリングスを連想させるモチーフも、久石譲サウンドの集大成的なものだと思えば、納得という感じです。ネタばれになるので曲名は書きませんが、サントラの最後から2番目の曲はとてもセンシティヴで素晴らしいですよ。