Good-bye, Livedoor.

2/21の堀江氏の日記にこんなことが書いてある。

(地上波とネットが連携すると)地上波はマス、そしてネットはずっと見ていたいニッチのニーズにこたえられる。地上波で視聴者をひきつけ、ネットで深堀していくのが王道になるだろう。

堀江氏がブランドメディアとの連携にうまみを感じていることは理解できるが、この説明だけではニッポン放送株買収(およびフジサンケイグループへの影響力の拡大)に乗り出した狙いが「金儲け」でないと説明するには不十分。堀江氏が力説しているインタラクティヴ性もメディア業界では昔から散々言われてきたことで、マスメディアの体質を変えるようなものではない。第一、相手企業の合意を得ずに「敵対的買収」と非難されているような状態で積極的な提携ができるとはとても思えない。社会の公器を標榜するテレビにあいかわらずノーネクタイで登場する堀江氏の感覚は、日本社会の常識からあまりにもかけ離れている。

ライブドア『堀江流株買収劇』 奇襲と錬金術 真骨頂

ライブドアはなぜ放送事業に参入したいのか?