外は鬼だらけ(福はウチ)

円高で出血が止まらない輸出業・製造業はほぼ瀕死。グローバルな金融危機で資金調達に喘ぐ不動産業は実質的に倒産で“おくりびと”待ち状態。わずかに頼れるのは国内の需要だけだが、「エコ」「省電力」など、巨額の投資が必要な分野が実を結ぶにはまだ時間がかかる。ということで、今年かろうじて成長が見込めるのは「バリュー製品」を抱えるマックやユニクロといった「食・衣」関連*1、中古車等の「リサイクル」関連、生活上使わざるをえない電力や公共輸送機関等の「インフラ」関連あたりか。また現実逃避の需要が増加するため、映画やゲームなどの「夢を売る」企業*2も良さそうである。
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*1:プライベート・ブランドを大量に捌いているスーパーもバリュー志向の強い主婦層の需要を確保。

*2:もちろん、この手のコンテンツ産業は依然として「輸入」が圧倒的に強いが、先の「千と千尋」以降、「ALWAYS三丁目の夕日」「20世紀少年」「おくりびと」など、邦画界もだいぶ回復してきている。