インビクタス

orpheus2010-02-24

★★★★★
沈黙から闘争、そして融和へ。円熟の匠による「マイノリティ讃歌」最終形。人は苦しみ、命は消えゆく。しかし、想いは引き継がれ、松明の灯は続いてゆく。「なぜ苦しむのはいつも自分なのか?」と問い続けながら、先へ先へと進むしかない。躓いた時や迷った時、愛すべき芸術があなたを絶望から希望へと導くだろう。この映画のように。監督クリント・イーストウッド、脚本アンソニー・ペッカム。Invictus, 134mins, 2009。