ハウルの動く城(5)
日本では“韓流"の嵐が吹き荒れていますが、韓国では日本の作品はかなり規制されていて、特にTVの地上波ではほとんど放映されません。そのような中でも堂々と“メイド・イン・ジャパン"として向こうで孤軍奮闘している「ハウル」にはぜひ頑張って欲しいところですね。なお、一部のマスコミで報道されている「ハウルの1000万人達成最速」は誤報で、最速は「千尋」だと思われます。
ハウルの動く城(2004年、公開中)
2004/04/18 メインキャスト発表(収録は4/12から) 2004/09/11 ベネチア映画祭:オゼッラ賞(技術貢献賞) 2004/11/20 公開(封切り時の上映館数448) 2004/11/21 公開2日間の観客動員数110万4980人、興行収入14億8384万円 2004/12/05 観客動員数500万人を突破(公開から16日) 2004/12/23 韓国で公開(初日から4日間で観客動員数76万人) 2005/01/02 観客動員数1000万人を突破(公開から44日) 2005/01/12 フランスで公開(予定) 2005/02/05 台湾で公開(予定) 2005/03/17 香港で公開(予定)
千と千尋の神隠し(2001年)
2001/07/10 完成披露記者会見 2001/07/20 公開(封切り時の上映館数336) 2001/07/21 公開2日間の観客動員数80万5024人、興行収入10億5125万円 2001/07/24 公開から4日間で146万8484人、19億5437万円を記録 2001/07/30 公開10日間で観客動員数329万人、興行収入42億円を突破*1 2001/08/13 興行収入100億円を突破(公開から25日、日本興行史上最速) 2001/08/20 観客動員数1000万人を突破(公開から31日、130億円) 2001/09/10 邦画観客動員数の最高記録達成(公開から52日、1477万人) 2001/09/14 邦画興行収入の最高記録を達成(1512万人、193億5400万円) 2001/09/26 観客動員数の最高記録を達成(公開114日、1687万人、217億) 2001/10/18 日本文学振興会第49回菊池寛賞:宮崎駿 2001/11/10 興行収入の最高記録を達成(約2015万人、261億円) 2001/12/13 文化庁メディア芸術祭賞:アニメーション部門大賞 2001/12/25 春日大社が蔵面(映画に登場する神の原型)の絵馬を販売 2002/02/17 第52回ベルリン国際映画祭:金熊賞(最優秀作品賞) 2002/03/08 第25回日本アカデミー賞:最優秀作品賞および主題歌賞 2002/03/29 興行収入300億円を突破(公開253日、3/31までで2323万人) 2002/04/10 フランスで公開 約260館、初日の動員は約4万人 2002/04/11 ディズニーが北米・香港・台湾などにおける配給権を獲得 2002/06/28 韓国で公開(1週間で30万人、10日間で56万人、8月に200万人) 2002/07/19 DVD発売、初回出荷550万本(ビデオ250万本・DVD300万本) 2002/07/21 DVDの色調が「赤い」と苦情殺到、ジブリとブエナビスタは否定 2002/09/20 アメリカとカナダで公開 館数26、3日間の興行収入は45万ドル 2002/12/03 DVDの色調異常で購入者が提訴(京都地裁) 2002/12/18 NY映画批評家協会賞:最優秀アニメーション 2003/02/03 第30回アニー賞:長編アニメ映画、監督、脚本、音楽 2003/01/24 テレビで初放映(視聴率46.9%、瞬間最高視聴率52.3%) 2003/03/24 第75回アカデミー賞:長編アニメーション(上映拡大→714館) 2004/09/12 DVDの訴訟が和解(京都地裁、北米版は正常な色調) ※国内の最終的な観客動員数は2350万人、興行収入は304億円。
もののけ姫(1997年)
1997/07/12 公開(封切り時の上映館数223) 1997/07/13 公開2日間の観客動員数54万4516人、興行収入7億3149万円 1997/09/15 観客動員数1000万人を突破(約84億円) 1998/03/06 第21回日本アカデミー賞:最優秀作品賞 2000/02/08 第3回司馬遼太郎賞:宮崎駿 ※国内の最終的な観客動員数は1420万人、興行収入は193億円。*2
▽「千尋」で朝日賞に選出された宮崎駿監督のコメント(「ハウル」製作中のもの)
大量消費文明の終わりが見え、同時多発テロが起き、動き始めたこの世界の兆候に対し、自分が答えを出せる最後のチャンス。明るい展望が語れない時代に生まれてきた子供たちに何を語り継ぐことが出来るのか考えたい