ボン・ヴォヤージュ

★★★☆☆
アジャーニ・ファンとしては不完全燃焼。脳天気な映画女優を“地”の演技で軽くこなしているのだが、キツイ香水が画面越しに香ってくるような野暮ったさがどうにも馴染めない。先の「コーラス」にも言えるのだが、こういったシンプルな映画を楽しめなくなってしまったのは、ヌーベルヴァーグ作品を見過ぎてしまったせいかもしれない。などと小理屈をつけておかないとどうも落ち着かない。ジャン＝ポール・ラプノー監督。
（2003,フランス）