フォーガットン

orpheus2005-06-15

★★☆☆☆
あまり期待せず、ジュリアン・ムーアゲイリー・シニーズを見るために劇場へ。ところが予想に反してサイコ・サスペンスではなくて○○○ものだったので意表を突かれる。ただ、○○○を映像化する場合、それをなるべく見せずに観客を欲求不満にさせてしまうか、それを直接描いて失笑をかうかのどちらかのパターンが多い。サスペンスタッチの手法を選んだ本作はどちらかといえば前者に当てはまるのだが、その手法が途中までうまく機能していただけに○○○が登場してからは一気に興醒め。エンディングも実に安易。しかし、この映画の「ぶっとび」感覚は妙に心に残る。夢に出てきそうでちょっと怖い。ジョセフ・ルーベン監督、92分。
(2004,アメリカ)