WBC Final(書捨御免)

orpheus2006-03-21

松坂が力投。
7回、日本に失策が相次ぎ、キューバに追い風。
8回、頭から大塚投入すべきじゃ?
と思った端から1点差に詰め寄られる。
ようやく大塚が登場。嫌な流れを断ち切った。
点差が少ない。9回に引き離すしかあるまい。
代打・福留! これぞプロと思わせる一打。
小笠原の詰まったフライで松中が生還し、10-5。
9回裏。あと一人の場面で王監督がマウンドへ。入魂。
試合終了!
胴上げでサンディエゴの空に舞う王監督
興奮してコメントが思わず上滑りするイチロー
MVPは松坂。先日の上原も良かった。
ティファニー製のトロフィーは13㎏超。
監督に授与、の場面でCM。これだから民放ってヤツは!
相手の選手と一緒に記念撮影するイチロー
キューバも強かった。後半の猛烈な追い上げには日本の選手も動揺させられた。8回の流れを断ち切れなかったら、日本の優勝はなかった。
ラテンアメリカの選手たちも“世界の王”のことは知っていて、敬意を払う。世界の強豪が集ったこのWBCで、もし他の監督が指揮を執っていたら、これほどまでの感慨はなかったかもしれない。
日の丸と一緒にグラウンドを回る日本チーム。
日本でプロ野球が始まって72年。形骸化、凋落化などと言われて久しいが、こうした緊張感のあるゲームを国内でも見せることができれば、自ずとファンは帰ってくるだろう。メジャーへの日本選手の流出が相次ぐ中で、今日の“世界一”が大きな転機になればよいと思う。
シャンパンかけで見せたイチローの笑顔。クールな孤高の侍ではない、一球児に立ち返ったイチローの姿を見たのは久しぶりだ。今大会の真のMVPはイチローだった。
さて、今晩はTBSでチーム青森の特番がある。メンバーの小野寺選手は今日結婚を発表。シーズン終了ということもあり、相棒の林選手も北海道に戻る模様。カナダではチーム長野が世界選手権を戦っている最中(現在、0勝5敗で苦戦中)。今シーズンはまもなく終わるが、カーリングには今後も注目していきたい。先の長野五輪で一度は火がついたものの、あの時のカーリング・ブームはすぐに去ってしまった。今度の人気は本物なのだろうか。マイナースポーツ、とりわけ施設に金のかかる競技は周囲の理解がないと普及していかない。
最後にもう一度WBC。プロ選手とアマ選手が優勝をかけて争った今回の大会を見て感じたこと。プロ・アマ問わず、自分をコントロールし、努力を怠らない選手はやはり尊敬に値する。逆に、プロでそれができなくなった選手はすみやかに立ち去るべきなのだ。他のマイナースポーツの分も含め、TVの放送枠を占有している“超メジャー”スポ−ツのプロ野球であるからこそ、自分たちのプレーには厳しくあってほしい。WBCの成果をペナントレースに活かせるかどうか、多くの野球ファンが見守っている。