火のないところに

「iTunes Store著作権料不払い」、実は分配作業中

報道によると、iTunes Storeにおける楽曲販売で発生した著作権料2億5000万円以上が日本側へ支払われていないという。ただ、この報道についてJASRACは、「既に著作権料は支払われている。現在は分配に関する作業を進めている段階で、9月には分配を行う予定だ」と、正確性を欠く内容だとコメントしている。
JASRACが5月16日に発表した2006年度の音楽著作権使用料徴収額は、前年から24億9100万円マイナスの1110億9800万円。音楽配信サービスからの使用料徴収額は増加しているが、CDからの使用料徴収額をはじめ、これまで増加を続けていた着メロがマイナス46%と大幅減少(着うた/着うたフルは増加)している。

そもそもJASRACは信用できないと考える人々が少なくないから、こんな疑惑が浮上するのだろう。9月にきちんと分配が行われて、著作権者サイドからクレームがなければJASRACの言い分を信じても良いが、それまでは保留。