攻めに転じたはてな

はてなの新サービスリリースについて
はてなが「エンジニア主導」から「クリエイター主導」に転換した模様。

「クリエイター主導によるサービス作り」へ
魅力あるサービス開発ができる人間を新たに「クリエイター」とし、エンジニアとは別の職種であるとしました。クリエイターになるための基準を設け、その基準を超えることができた人間のみがクリエイターとしてサービス開発を担当するものとし、エンジニアは技術面でクリエイターの作り上げるサービス開発を助ける体制へと変更しました。
この変更に伴い、はてなブックマーク伊藤直也id:naoya)、Rimoは神原啓介(id:kambara)がそれぞれサービスを担当し、その他のサービスは近藤淳也id:jkondo)が担当するものとして組織の再編を行いました。サービス開発においては、クリエイターがサービスの方針決定において大きな権限を持ち、責任を持ってサービスの改良を継続する事としました。

はてなサービスのこれから
はてなサービスでは今後「インターネットで生活を豊かにする」サービスを目指し、サービスの開発・運営を進めて行きたいと考えています。
はてなダイアリーを含めた既存サービスの置き換え、統合などを視野に入れながら、はてなサービス全体でインターネット生活の場の統合環境を提供すべく開発を進めていければと考えています。
今回のサービスリリースを機会に、はてなでは「豊かな生活とは、十分な数の大切な人間と十分な時間接することができ、社会から受け取る以上の価値を社会に対して提供している状態である」と考え、これを拠り所にサービスの提供にあたりたいと考えました。
豊かさに欠かせない2つの要素として、人と接する時間と、人に価値を与えることのできる余裕の二つの要素があると考えました。大切な人とのコミュニケーションを十分にとることができない生活は豊かではないし、社会に対して価値を出すことができない生活も豊かではないと考えました。後者については、よりたくさん「所有」していることを豊かであるとする場合が多いと思いますが、はてなでは「所有」ではなく「提供」できることこそが豊かな状態であると考えたいと思います。
はてなサービスを使うことで、大切な人と接する時間が増えたり、第三者にとって価値のある情報が増加していく、そのような状態を目指して努力していきたいと考えています。

理想が高いのは結構なこと。「興味の可視化」を担うはてなスターはてなメッセージはてなワールド(開発中)、はてなポータルなど。新しいサービスに期待。