新潟で震度6

震源地は新潟近海*1。TV報道で見るかぎり、地面の割れている地域もないようだが。食事時でなかったのは不幸中の幸い。
追記1:その後情報が入ってきて、深刻な状況が明らかになってきた。やはり陥没した箇所もあったようだ。落下物等で死者や負傷者も出ている。原発で火災が発生している模様。「中越地震よりも揺れが大きかった」と興奮して述べている人が多いようだが、誰しも自分が当事者になると大袈裟に感じるものである。また、中越地震の時より人口の多い場所での被災のため、相対的に負傷者の数が多いことも「今回の方が揺れが大きかった」とする根拠になっている可能性もある。
追記2:午後も同じ規模の揺れあり。余震というレベルではないので、引き続き警戒が必要。それにしても、年金問題から逃げる口実を得たにしては安倍晋三の現地入りが遅すぎる。余震や原発事故を恐れている? 空から視察する権限だってあるだろうに。
今回の地震は「直下型」、新潟県中越地震と似たタイプ(読売)

今回のように地面の浅いところで起きる地震は「直下型地震」「内陸型地震」などと呼ばれ、1995年1月に阪神大震災を引き起こした「兵庫県南部地震」や、今年3月の「能登半島地震」も同じタイプ。日本全国、いつどこで起きてもおかしくないタイプの地震で、今回揺れなかった地域も警戒が必要だ。

日本列島が乗っているプレートの下には、太平洋側から「太平洋プレート」と「フィリピン海プレート」が少しずつ沈み込み、北西方向に押している。

気象庁の宇平幸一・地震津波監視課長は、「陸のプレート内に歪みがたまって、弱いところが壊れて地震が起きたと考えられる」と話す。

断層のずれ方には3つのパターンがあり、断層の両側から引っ張られる場合は「正断層型」、押し合う時は「逆断層型」、左右にずれる時は「横ずれ型」。今回の地震は「逆断層型」で、「新潟県中越地震」や「能登半島地震」と同じだった。

新潟・長野で震度6強 3人死亡、300人以上けが(朝日)

政府は今回の地震を平成19年「新潟県中越沖地震」と名付けた。気象庁によると、同日午後0時半現在、最大震度3の余震が13回あった。同庁は「今後1週間程度は震度5強、場所によっては震度6弱の余震が起きる恐れはある。雨で地盤が緩んでおり、土砂崩れなどに注意が必要」としている。
 
東京電力柏崎刈羽原子力発電所などによると、同原発の2、3、4、7号機が地震発生とともに、自動停止した。1、5、6号機は点検中で、七つあるすべての原発が停止した。3号機屋外の変圧器で火災が発生し、黒煙が上がったが、消防隊が消火にあたり、正午ごろ鎮火した。放射能漏れは確認されていないが、協力社員4人が軽いけがをしたという。

上中越沖地震:伝言ダイヤルの利用呼びかけ NTT東日本(毎日)

新潟県中越、長野県北部などで16日午前に発生した震度6強地震で、被災地周辺の電話がつながりにくくなっている。NTT東日本では、災害用伝言ダイヤルやウェブ掲示板を開始。不要不急の電話を極力控えるように呼びかけている。

伝言ダイヤルなどの対象は、市外局番「025」(新潟県全域)と「026」(長野県全域)から始まる電話番号。伝言ダイヤルの場合、「171」を最初に押してから現地に電話をかけると、録音メッセージがあれば再生される。録音の方法は、「171」を押した後、音声案内に従い「1」を押し、自宅などの電話番号を登録。メッセージを録音する。

ウェブの掲示板では、サイト(https://www.web171.jp/top.php)にアクセスし、現地の電話番号を入力するとメッセージがあれば閲覧できる。被災地側からメッセージを残す場合も同サイトにアクセスし、案内に従って入力する。事前に互いの暗証番号登録が必要な場合もある。

各社の視点が出ていると思われる記事を列挙。

*1:こうした地震が直下型かどうかは、地震研・瀬野氏の解説ページを参照されたし。