実現不可能な夢を妄想という

人の意見に流されてばかりの人間は成功せずに終わる。そもそも、才能のない者ほど自分の能力を過信する。そして、自己批判なき者に成長はない(いわゆるカミングアウトは他者から哀れんで欲しいだけであって、自己批判ではない)。ということで、ダメなヤツにダメ出しすべきかで悩む今日この頃。「本人が自分で気がつくのを待ったらどうか」という思いやりは、さながら財政破綻が必至という状況になっても「出生率と景気が回復すれば挽回できる」とありえない希望的観測を述べる官僚のようでもあるし、「放っておけば、いつか科学技術の進歩が地球の環境破壊を食い止めるさ」と楽観論を唱える人々と同様の無責任な態度にも思われる。これがリア友ならば「キツいことも言い合えてこそ真の友」なのだが、マイミク程度のゆるい関係だとどうも腰が引けてしまう。「炎上すれど、議論は盛り上がらず」という昨今のブログスフィアが直面しているジレンマも、これと同じ状況なのだろう。