歌う三連星、次女の公開間近

orpheus2007-11-06

『リン予想』
明日あさってあたりに初音ミクの妹リンの顏が発表されるということで、待ちきれない人が続出している模様。これだけのブームともなると、新しいVOCALOIDがどんな声や顏になるのか想像し合うだけでも十分楽しめてしまうのだろう。ただ、個人的には小さなサンプリング・メーカーの“萌えキャラ商法”よりも、開発元のヤマハに本気になってもらって、世界中の一流ヴォーカリストを起用してVOCALOID専用プラグイン・ボードをシリーズ化して欲しいところだ(時代遅れになりつつある、旧来のプラグイン・ボードとの互換性は別になくても良いと思う。ついでにいえば、EX5、AN1x、FS1R相当の第2世代プラグイン・ボードも出してもらいたい)。なお、現在のヴォーカル・エディターは使い勝手が良くないので、MIDIメッセージで発音記号をダイレクトに呼び出せるようにするとか、ジェンダー・ファクター等のパラメーターをフィルター感覚で簡単にコントロールできるようにするなど、安定性がウリのハードウェアのメリットを活かす方向で商品化できないだろうか。また、MU2000の後継モジュールや次のMOTIF-RACK等にフラッシュメモリを搭載して、現在ヒット中の初音ミクの声などもオンラインでダウンロード購入&差し替え可能な設計にしても面白いと思う。今の時代、PC内部で曲作りからレコーディングまで完結させる人が増えてきたが、やはり外部の機材で作り込んでいった方が(良い意味で)音質の変化も生じるし、そもそも、そうしたアナログな部分が多少は残されていないと人間ダメになってしまう気がしてならない。DTMから遠ざかっていたローランドもサウンドキャンバスを彷彿とさせるモジュールをリリースしてきたし、そろそろヤマハVOCALOIDのブームに便乗してDTM攻勢をかけてもよい頃じゃないだろうか。
VOCALOID2情報(クリプトン)