ハウル in the USA

orpheus2005-06-22

先週のウィークエンドから劇場数がようやく202館に拡大された「ハウルの動く城」。1位の「バットマン・ビギンズ」が3858館、「スター・ウォーズ エピソード3」が2923館とケタ違いの規模で公開されていることを考えると、アメリカで13位というのはかなりの健闘ぶり。他のブエナビスタ作品はどれも低調なので、もっと「ハウル」の劇場数を増やしてもいいような?
HOWL'S MOVING CASTLE - Daily Box Office
Distributor: Buena Vista (Disney)
6/10 金 36館、$129,077、14位 = 公開初日
6/11 土 36館、$158,804、16位
6/12 日 36館、$140,106、14位 = 1st Weekend/$427,987/14位
6/13 月 36館、$48,312、14位
6/14 火 36館、$48,797、15位
6/15 水 36館、$42,671、16位
6/16 木 36館、$50,367、15位
6/17 金 202館、$260,273、13位 = 劇場数拡大
6/18 土 202館、$325,892、13位
6/19 日 202館、$278,596、13位 = 2nd Weekend/$864,761/13位
6/20 月 202館、$110,305、13位
6/21 火 202館、$112,684、13位
6/21までの合計 $1,705,884
宮崎監督の前作“Spirited Away(千と千尋の神隠し)”はアカデミー賞を受賞したこともあって714館で上映され、$10,055,859の興収を記録している。アメリカでは日本のアニメはあくまでもコアなファン向けのもので、上映の規模はきわめて小さい。例を挙げると“Akira”(89年、2館、$553,171)、“Ghost in the Shell”(96年、単館、$515,905)、“Cowboy Bebop”(03年、29館、$1,000,045)、“Ghost in the Shell 2: Innocence”(04年、55館、$1,043,896)、“Appleseed”(05年、31館、$129,135)、“Steamboy”(05年、46館、$410,388)など。評価の高かった作品の動員数が必ずしも高くない点に注目。よっぽどの話題作でない限り、最近はDVDの売り上げの方が重視されている模様。なお、日本製アニメの興収1位はTVやゲームとのタイアップで上映館の多かったPokemon: The First Movie(99年、3043館、$85,744,662)。一方、CGの比率が増えている米国アニメーションではドリームワークスのShrek 2がダントツの1位(04年、4223館、$441,226,247)。