勝つだけでは足りない。

orpheus2006-06-17

いよいよ明日は崖っぷちのクロアチア戦。今後のFグループの組み合わせを考えると、日本が決勝トーナメントに進出するためには、クロアチアに少なくとも2点以上の差をつけて勝利するしかない。先回書いたとおり、日本が予選を突破する可能性はきわめて低い(4%)が、少なくとも明日の試合だけを考えた場合、4−4−2のシステムが最後まで機能し、得点すべき選手(高原、小笠原、中村、小野)がきっちりと仕事をすれば、日本がクロアチアに2−0や3−1で勝つチャンスは十分にある。先のWBCのように、“他力本願”に頼りながらチャンスを狙うしかないのが日本の“消極的な勝ちパターン”であるならば、明日は何としてもクロアチアを大差で破り、最終戦クロアチアーオーストラリア)の“他力本願”にかけるしかあるまい。第1戦のツケが厳しい日本には、勝つだけではなく、少しでも多くの得点が必要だ。それにはシュートしかない。オーストラリア戦の3〜4倍のシュート(18〜24本、枠内)を打てるかどうか。そこが決勝進出を見据えた上での勝敗ラインになる。