怪物たちの春

orpheus2007-03-27

開催地メルボルンは秋だが、このタイトルで。ソープ不在でも、続々と生まれる世界記録に目が離せない世界水泳フェルプスのスタートダッシュは驚異的。ハンセンには安定した強さを感じる。韓国史上初の金メダリストとなったパク・テファンの力強いフォームは日本の選手たちも大いに研究する必要があるだろう。一方、北島や復帰したファンデンホーヘンバンドは今ひとつ波に乗り切れていないように見える。女子選手ではコグリンのダッシュの巧さとペレグリーニの力強い追い込みが印象に残った。柴田亜のスタミナも見事。日本新で2つ銅を取るだけのことはある。また、あまり報道されていないが、今回の大会はロシアと中国の選手もかなり活躍している。北京五輪に向けて、選手の育成が上手くいっているようだ。
フィギュアは安藤が開き直った演技でリベンジ。アメリカ的な大味な振り付けであまり魅力は感じられなかった。浅田はまず自分の壁を乗り越えないと。冷静に見て、バンクーバーで一番金に近い位置にいるのはキム・ヨナ。あの段違いの表現力。怪我が治ったら、誰も止められないだろう。
カーリング世界選手権は目黒と本橋の連携がとれずに自滅し、8位に終わった。旧チーム青森の時はブレがちの小野寺を林がうまくフォローしていたように思う。オセロのように優位が入れ替わるカーリングでは、エンド後半にプレーするサードとスキップの連携が勝負の鍵を握る。
野球は桑田の怪我が残念。これもイガワのせいか? 怪物といえば大阪桐蔭・中田がどこまで記録を伸ばすかも注目である。